アメリカタカサブロウ

学名:Eclipta alba  

アメリカタカサブロウ(アメリカ高三郎) キク科タカサブロウ属

熱帯アメリカ原産の帰化植物で、本州・四国・九州の、水田の周辺や川べりなど湿り気の多い場所に生育する一年草。

丈は20-70cm。茎には伏した剛毛があり、下部は横に這い、よく枝分かれし上部は直立する。葉は対生し、細長く幅1cm程度。線形に近い披針形。ほとんど柄がなく、下部の葉は幅がしだいに狭くなり、翼状となる。葉の鋸歯は上部の葉まで明らかであることが多い。頭花は径約5mm、総苞片の先は三角状に尖って幅が狭く、上から見ると総苞片の間が離れている。
花期は8-10月。
痩果は長さ2.1-2.5mm、幅約1.1mmの4綾形(舌状花では3綾形)、側面にこぶ状の突起があり、縁には凸凹がある。痩果の上面は菱形。痩果の上面が緑色の未熟なものに、黒色の滲みが出る。

※ 名は、アメリカから渡来したタカサブロウの意だが、タカサブロウの由来は諸説あり不詳。
 [近縁種]
  タカサブロウ:種子に翼があり、葉に丸みがある。別名はモトタカサブロウ。


主写真撮影日:2013-09-21   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO