マルバハギ

学名: Lespedeza cyrtobotrya  

マルバハギ(丸葉萩) マメ科ハギ属

本州・四国・九州の、山地の日照の良い場所に生育する落葉低木。

樹高は1-3m。葉は3出複葉。小葉はやや厚く、円形~楕円形または倒卵形、普通、先がやや凹む。茎の先の葉は丸くなることが多い。葉表は無毛、葉裏には圧毛がある。葉腋に短い総状花序を付け、花序は葉より短いのが特徴である。花は紅紫色の蝶形花で、旗弁は幅が広く、長さは翼弁や竜骨弁より長い。竜骨弁が短く、翼弁の中に竜骨弁がほとんど包まれ、あまり見えないのも特徴。萼は5裂し、萼歯は萼筒より長く、萼歯の先が針状に尖る。萼歯には濃色の3脈がある。
花期は7-9月。
果実は種子が1個だけの扁平なほぼ円形。種子は長さ約3㎜。

※ 名は、葉が円形に近いことが多いことから。(但し、必ずしも丸くなるとは限らない。)


主写真撮影日:2013-09-09   撮影地:神奈川県相模原市緑区
撮影者:MOMO