オトコエシ

学名: Patrinia villosa  

オトコエシ(男郎花) スイカズラ科オミナエシ属

北海道・本州・四国・九州の、日照の良い山野に生育する多年草。

丈は60-100cm。匐枝を出して、増える。茎の上部はほとんど無毛、下部は有毛。葉は対生し、長さ3-15cm。上部の葉は分裂しないが、中部以下の葉は羽状に3-5深裂する。頂部の葉が最も大きく、裂片は卵状長楕円形。花は散房状に多数付き、花冠は白色、5裂する。
花期は8-10月。
果実は痩果、長さ約3mmの倒卵形で、小苞が大きくなって、果実を取り巻き、うちわのような翼になる。

※ 名は、草姿が強壮なので、ややたおやかな印象があるオミナエシ(女郎花)との対比で、付けられたとされる。


主写真撮影日:2013-08-21   撮影地:東京都町田市 かしの木山自然公園
撮影者:MOMO