ヤブタバコ

学名:Carpesium abrotanoides  

ヤブタバコ(藪煙草) キク科ヤブタバコ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、林内に多く生育する1年または越年草。

丈は25-150cm。茎は太く、よく分枝する。根生葉は花期にはない。下部の葉は長さ25-30cmの広楕円形~長楕円形、薄く、短毛が生える。上部の葉は長楕円形。葉裏には腺点がある。頭花は葉脇に下向きに付き、短い分枝もあり、短い花柄がある。花は径約10mmで黄色。総苞は鐘状球形。総苞片は3列、総苞片の縁に毛がある。
花期は8-10月。
果実は痩果で長さ約3.5mm。粘る。

※ 名は、藪に生え、根際から生える大きな葉が煙草の葉に似ていることから。
 名の似たものにコヤブタバコがあるが、全体の草姿、花の形や色も異なる。花径はコヤブタバコの方が大きい。


主写真撮影日:2013-09-23   撮影地:東京都武蔵村山市 野山北公園
撮影者:MOMO