シロザ

学名:Chenopodium album  

シロザ(白藜)[別名:シロアカザ] ヒユ科アカザ属

ユーラシア原産の有史前の帰化植物で、日本全土の、畑・道端・荒れ地などに生育する一年草。

丈は60-150cm。若葉は透明な粉状物が密集し、白く見える。花の時期になると茎は木のように硬くなる。
葉は長さ3-6cm、幅2.5-5cmの卵形~三角状卵形、不揃いな鋸歯がある。葉形や鋸歯の形状は変化が多く、コアカザに似た葉のものもある。葉の質は畑地のものに比べ、海岸のものの方が厚い。花は穂状につき、粉状物が目立つ。雄しべ5個。花柱2個。花被片は、黄緑色、花被片の背が膨れ、上から見ると5角形に見える。花被片の先は浅く5裂し、縁が白い。
花期は9-10月
花被片は花後に大きくなり、果実(胞果)を包み、背面が膨らみ稜になる。果皮は薄く取れにくい。種子は直径1-1.5mmの扁平な円形、黒色。

※ 名の、シロザのシロは若芽の色からとされるがザの意味は不明。
 若葉は食用になる。
 [近縁種]
  アカザ :シロザの変種で、若葉の時のは表面の粉状物が赤くなるもの。
  コアカザ:花期が春~夏で、葉の幅が狭く、下部の葉は基部が浅く3裂する。


主写真撮影日:2013-09-01   撮影地:神奈川県相模原市緑区
撮影者:MOMO