ツルボ

学名:Barnardia japonica  

ツルボ(蔓穂)[別名:スルボ、サンダイガサ] キジカクシ科ツルボ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、道端、土手などの日照の良い場所に生育する多年草。

丈は20-40㎝。鱗茎は黒褐色の球形。葉は長さ10-25cm、幅約5mmの線形で、2枚根生し、花期には根生葉は見られないものもある。淡紅紫色の花を総状花序に付け、花被片6個、雄蕊も6個。花は下の方から咲く。
花期は8-9月。
果実は、蒴果で、はほぼ球形。熟すと上が開いて、中の3個の黒色の種子が落ちる。

※ 名は、ツルボ、スルボは共に意味不明。別名のサンダイガサは、参内傘の意味で、花穂の形状が公家が参内する時に、供人が差し掛ける長柄傘を畳んだ形に似ていることによる。
 春に5-10枚の春葉が出るが、夏に枯れる。その後初秋に2-3枚の葉が出て、葉の向かい合った間から花穂が出て、開花する。


主写真撮影日:2012-09-20   撮影地:東京都町田市 かしの木山自然公園
撮影者:MOMO