カヤツリグサ

学名:Cyperus microiria  

カヤツリグサ(蚊帳吊草) カヤツリグサ科カヤツリグサ属

本州・四国・九州の、荒地・道端・水田・畑地など平野部のどこでも生育する1年草。

丈は30-50cm。茎は叢生し、葉は根元に付き、幅2-3mm。苞は葉と同じ形で長く、3-4個つき、その上に5-7個の花序がつく。花序は枝分かれする。小穂の付く軸には狭い翼がある。小穂は長さ7-12mmの扁平な線形。鱗片は、黄色~黄褐色。鱗片の中肋は緑色で、先が突き出る。
花期は7-10月。
果実は長さ約1.2mmの倒披針形、断面は3稜形。

※ 名は、茎を90度ずつ4つに裂くと4辺形ができるので、これを蚊帳を吊った状態に見立てたことから。
 [近縁種]
  コゴメガヤツリ:小穂はほとんど開出せず軸に斜上して付く。
          鱗片は中助が少し突き出るが、内曲して丸みがある。


主写真撮影日:2013-08-31   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO