フサフジウツギ

学名:Buddleja davidii  

フサフジウツギ(房藤空木)[別名:チチブフジウツギ、ニシキフジウツギ] ゴマノハグサ科フジウツギ属

中国原産の栽培植物が逸出したと考えられていたが、本州中部の石灰岩地に自生する在来植物とする説もある落葉低木。

樹高は1-3m。枝は根元からよく分岐し株立ち状になる。樹皮は縦に割れ目ができる。葉は単葉で対生し、葉身は披針形、長さ約17cm。葉の表面は無毛、裏面は、星状毛が密生し、柔らかい感触がある。縁に細かい鋸歯が多数ある。枝先の円錐花序に、小さな淡い紫色の花を多数付ける。筒部の長さは約9mm、花冠は平開し直径約9mm。
花期は6-9月。
果実は蒴果で長さ約1cm、熟すと2裂し、更に2浅裂する。種子は両側に細い翼があり、長さ約5mm。

※ 名は、花が房状になってフジ(藤)を思わせること,葉が対生してウツギ(空木)のようなことから。
 花が美しいので園芸用に栽培され、属名からブッドレアと呼ばれることが多い。


主写真撮影日:2015-08-19   撮影地:長野県小海町 (植栽)
撮影者:MOMO