タカサゴユリ

学名:Lilium formosanum  

タカサゴユリ(高砂百合)[別名:タイワンユリ] ユリ科ユリ属

台湾原産の帰化植物で、宮城県伊南の本州・四国・九州・沖縄の、道端や堤防法面などに生育する多年草。

花茎の丈は50-150cm。茎を2-3本直立し、2mに達することもある。葉は長さ7-20cmの線形で、葉が細い。花は長さ12-20cm、径約13cm、白色のラッパ形。花被片は6個。花は白に薄い紫色の筋が入り、外側の花被片は橙褐色になり、花は横向きだが少し下に傾くことが多い。
花期は、7-9月。
果実は蒴果で、長さ約10cm、3室あり、2個の種子が並んで積み重なる。種子は長さ約6-9mm、周囲に幅1-2mmの広い翼がある。

※ 1924年に導入され、庭園や切り花用に栽培されてきたものが逸出して野生化。
 名は、台湾のユリの意。
 [近縁種]
  テッポウユリ  :草丈が低く、花が純白で、葉幅が広い。
  シンテッポウユリ:タカサゴユリと沖縄に自生するテッポウユリの交雑種で、花被片の基部まで白い。


主写真撮影日:2012-08-16   撮影地:東京都町田市 薬師池公園
撮影者:MOMO