ベニバナボロギク

学名: Crassocephalum crepidioides  

ベニバナボロギク(紅花襤褸菊) キク科ベニバナボロギク属

アフリカ原産の帰化植物で、本州・四国・九州、沖縄・小笠原諸島の、道端や荒地に生育する多年草。

丈は30-70cm。茎は直立して分岐する。葉は互生し、長さ10-20cmの倒卵形で、下部の葉は羽状に裂け、基部は茎を抱かない。頭花は両性の筒状花のみからなり、下向きに垂れ下がる。総苞は円柱形、総苞片は1列、基部に細い苞が多数つく。花冠の先は朱赤色で、根元は冠毛が見え白色。花柱の先は長く突き出し、丸く巻く。
花期は8-10月。
果実は痩果、赤褐色、長さ約2mmの円柱形、10本の縦肋がある。冠毛は細く取れやすい。

※ 名は、赤色系の花を付け、花後すぐに白い冠毛がボロのように付くことから。
 [近縁種]
  ダンドボロギク:葉に切れ込みがなく、葉柄がない。頭花は白色で、上向きに咲く。


主写真撮影日:2013-08-16   撮影地:神奈川県厚木市 自然環境保全センター
撮影者:MOMO