ハナイカリ

学名:Halenia corniculata  

ハナイカリ(花碇) リンドウ科ハナイカリ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の日照の良い草原に生育する2年草。

丈は20-50cm。茎の断面は綾のある四角形。葉は対生し、長さ2-6cmの長楕状卵円形で3-5脈があり全縁。葉先が尖り、葉の基部は楔形になり葉柄に続く。茎上部の葉腋の集散花序に長い花柄のある淡黄色花を上向き~横向きに付ける。花冠の先は4裂して尖る。花冠の基部には淡黄色~白色の4個の特徴的な距がある。距は長さ3-7mm。萼は4深裂し、線形の裂片が距の間から尖って見える。
花期は8-10月。
果実は蒴果は長さ6-10mm。種子は長さ約1mm。

※ 名は、花の形が船の碇に似ることによる。


主写真撮影日:2013-08-25   撮影地:群馬県前橋市 赤城山
撮影者:MOMO