ヤチトリカブト

学名:Aconitum senanense var. paludicola  

ヤチトリカブト(谷地鳥兜) キンポウゲ科トリカブト属

本州中部地方の、亜高山から高山ののやや湿った場所に生育する多年草。

丈は70-150cm。茎の先はよく伸び、葉身は3中裂から深裂、裂片がさらに2裂する。葉の付け根から花茎を伸ばし、頭部に5-10個の青紫の花を付ける。高山帯では散房花序に標高の低いところでは円錐状花序になる。花柄には開出毛が密生する。
花期は8−9月。
果実は袋果。

※ 名は湿り気のある谷地に生えることから。
 全草にアルカロイドを含む有毒植物。
 ホソバトリカブトに似るが、花柄と萼に開出毛が生える特徴がある。


主写真撮影日:2014-08-26   撮影地:長野県松本市 上高地
撮影者:MOMO