ジュズダマ

学名:Coix lacryma-jobi  

ジュズダマ(数珠玉) イネ科ジュズダマ属

インドなどの熱帯アジア原産の帰化植物で、本州・四国・九州・沖縄の、水辺に生育する多年草。

丈は80-150cm。茎は直立、叢生し、スポンジ状の髄がある。葉は長さ30-60cm、幅1.5-4cm、中脈が白く目立つ。葉舌は切形。葉鞘は平滑。花序は茎の上部の葉腋に直立して散状につき、壺形の総苞葉(苞鞘)を多数付ける。総苞葉は葉鞘が変化したもの。雌性の小穂は総苞葉内に1個あり、雄性の小穂は総苞葉の上に枝分かれして総状に数個付く。花柱は2分岐して、総苞葉の外に出る。雄しべは3個、葯は黄色。
花期は7-10月。
果実はほぼ円形、灰白色~黒色、長さ6mm。

※ 名は、実で子供達が数珠を作って遊んだ事から。
 ハトムギは、ジュズダマの栽培種。全体がやや大柄であること、花序が垂れ下がること、実がそれほど固くならないことが、原種との相違点。


主写真撮影日:2014-09-21   撮影地:神奈川県相模原市南区 相模原公園分園
撮影者:MOMO