コニシキソウ

学名:Euphorbia maculata  

コニシキソウ(小錦草) トウダイグサ科トウダイグサ属

北アメリカ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州の、 道端・荒地・畑などに生育する1年草。

丈は2-10cm。全体に白色の軟毛が多く、白っぽく見える。茎は赤味が弱く、やや縮れた白毛が生え、地をはって広がるが、立ち上がる場合も多い。葉は対生し、長さ6-30mm、幅2-13mm、普通葉の中央に黒紫色の細長い斑紋がある。葉縁には低い鋸歯があり、葉裏に白毛が密生する。葉柄は長さ約1mm。花は杯状花序で、苞葉の変化した杯に4個の黄褐色の腺体がつき、その周りに花弁のように見える4個の淡紅色の付属体があり、雄花、雌花は退化し雄蕊、雌蕊になっている。雄花4-5個。雌花1個。花柱は3個、先が2裂する。雌性先熟。
花期は6-9月。
果実は蒴果で、長さ約2mm、3稜形、全面に伏毛が生えるのが特徴。種子は長さ0.7-1mmの楕円形、4綾があり、表面に不明瞭なしわがある。

※ 明治時代中期に渡来。
 [近縁種]
   ニシキソウ   :在来種。葉に斑紋はない。果実にはしわも毛もない。
   ハイニシキソウ :南北アメリカ原産の帰化種。果実の稜に沿って長い毛が生え、種子には深い横しわがある。
   アレチニシキソウ:熱帯アメリカ原産の帰化種。果実の稜に沿って長い毛が生え、種子には深い横しわがある。
            葉裏に毛が生える。


主写真撮影日:2013-08-15   撮影地:神奈川県相模原市緑区 相模川自然の村公園
撮影者:MOMO