ナガエコミカンソウ

学名:Phyllanthus tenellus  

ナガエコミカンソウ(長柄小蜜柑草)[別名:ブラジルコミカンソウ] コミカンソウ属

アフリカ東部熱帯地域、マダガスカル、インド洋のマスカリン諸島原産の帰化植物で、関東地方以南の本州・四国・九州・南西諸島・小笠原諸島に生育し、越冬できない地域では1年草となり、越冬可能な地域では小低木となる。

丈は30-50cm。茎はやや赤味を帯び、直立し、水平方向に枝を出す。枝全体が複葉の葉のように見える。葉は長さ10-20mmの、全縁の卵形で、互生する。葉は就眠運動をし、夜間には閉じる。葉腋に雌雄複数の花を次々に付ける。雌花の花柄は長く、上向きに咲き、葉の上に乗るように咲く。雄花の花柄は短く、下向きに咲く。花径は約1.5mm。花被片は5枚で、中央部が緑色で、縁が白い。
花期は8-10月。
果実は扁球形の蒴果。

※ 名は、在来のコミカンソウに比べて、花柄が長いことから。
 別名にブラジルコミカンソウがあるが、ブラジルにも帰化しているが、原産地ではない。


主写真撮影日:2013-08-15   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO