ノブキ

学名:Adenocaulon himalaicum  

ノブキ(野蕗) キク科ノブキ属

北海道・本州・四国・九州の山地の木陰などに生育する多年草。

丈は50-80cm。葉は長さ10-20cmの三角状腎形、先がやや尖り、基部は心形。葉柄は長さ10-20cm、狭い翼がある。葉の裏には白色の綿毛が密生する。頭花は白く、両性花が多数固まって付き、周囲に雌花が付く。雌花には腺体がある。
花期は7-10月。
結実しない両性花が落ちた後に、雌花の果実だけ放射状形に残り、先端部分の柄の太い腺毛が目立つようになる。痩果は熟すと黒くなり、長さ6-7mmの先の太い棍棒状、腺毛があり衣服に付着する。

※ 名は、葉の形がフキに似ることによる。


主写真撮影日:2012-09-06   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO