クズ

学名:Pueraria lobata  

クズ(葛) マメ科クズ属

北海道・本州・四国・九州・小笠原諸島の、山野に生育する蔓性多年草。

葉は3小葉、葉の裏には白毛が密生する。葉表の毛の量は個体差があり、ほとんど無いものも見られる。小葉は長さ10-15cmで浅く2-3裂するものが多い。茎は長く伸び、太くなると木質化する。茎には褐色の開出毛が密生する。根は塊根となり、根からデンプンの葛粉が取れる。花は葉脇から上に伸ばした総状花序に密生して付き、紅紫色で長さ1.8-2cm。10個の雄しべが合着して、単体雄しべになる。
花期は7-9月。
果実は、扁平、長さ5-8cm、幅約1cm、3-8個の種子を持ち、褐色の毛が密生する。種子は小さく、長さ約3.5mm。

※ 名は、大和(奈良県)の国栖(くず)が澱粉の産地であったため。


主写真撮影日:2014-09-12   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO