オオブタクサ

学名:Ambrosia trifida  

オオブタクサ(大豚草)[クワモドキ] キク科ブタクサ属

北アメリカ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州・沖縄の、道端・草地の湿性の場所に多く生育する一年草。

丈は1-3m。茎は直立して上部で分枝し、粗毛が生えて触れると痛い。葉は対生し、長さ4-25cm、3-20cm、 掌状に3-5分裂する。葉柄は長さ1-7cm。雌雄同株。頭花は単性。雄性頭花は黄色、茎頂の総状花序に下向きに垂れ下がって多数つき、径2-4mm、総苞は皿形、筒状花のみ3-25個付く。筒状花は雄しべ5個。雌性頭花は雄花序の基部の苞葉に2-3個ずつ、束に付き、総苞は壺形、雌花に雄蕊はない。
花期は8-9月。
果実は総苞が硬化した偽果、長さ5-10mm、4-8個の刺状の突起がある。

※ 名は、大形のブタクサの意。別名のクワモドキは葉の形がクワに似ることから。
 花粉症の原因植物の一つで、外来生物法によって要注意外来生物に指定されている。
 第二次大戦後の渡来植物。


主写真撮影日:2012-08-26   撮影地:東京都町田市 小山田緑地公園
撮影者:MOMO