ブタクサ

学名:Ambrosia artemisiifolia  

ブタクサ(豚草) キク科ブタクサ属

北アメリカ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州・沖縄の、道端・畑地・草地などに生育する一年草。

丈は30-150cm。茎はよく分岐し、軟毛が生え、緑色(赤色を帯びることもある)。上部の葉は互生し、下部の葉は対生する。茎葉は長さ3-12cmの広卵形~三角状卵形、2-3回羽状に分裂し、短毛がある。雌雄同株。雄花は下向きに穂状に多数付き、頭花が傘状、雄性頭花は直径2-5mm、総苞が非相称で5-10浅裂する。雌花は雄花の大きな花序の下の葉腋に頭花が固まって付く。雌性頭花は1小花。
花期は7-10月。
果実は総苞が硬化した偽果、長さ約4mm、花柱が残り、周囲に6-8個の小突起がある。

※ 名は、英名の俗名である「hogweed(豚の草)」の直訳。
 花粉症の原因植物の一つで、外来生物法によって要注意外来生物に指定されている。
 明治時代に渡来。


主写真撮影日:2012-08-13   撮影地:東京都町田市 かしの木山自然公園
撮影者:MOMO