センニンソウ

学名:Clematis terniflora  

センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科センニンソウ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄・小笠原諸島の、日照の良い草原や林縁に生育する、木質の蔓性多年草。

茎の基部は木質化する。葉は奇数羽状複葉、小葉は3-7個。小葉は全縁、先の尖った卵形が多いが、尖らないもの、幅が広いもの、切れ込みが一部あるものなど変化が多い。花序は円錐状で、立ち上がり、多数の花を付ける。花は径2-3cm、十字形の花弁に見えるのは白色の萼片。雄蕊多数、長さ3-7mm。雌しべ10個程度。
花期は8-9月。
果実は、痩果で数個が固まって付き、長さ6-9mmの扁平な卵形、短い伏毛が疎らにあり、橙黄色。花柱は約3cmに伸びて果実に残り、白色の長い羽根状の毛があり、果実が熟すと風で散布される。

※ 名は、果実の白毛を仙人の白髭に見立てたもの。
 有毒。


主写真撮影日:2013-08-18   撮影地:神奈川県厚木市
撮影者:MOMO