フラサバソウ

学名:Veronica hederaefolia  

フラサバソウ(フラサバ草) オオバコ科クワガタソウ属

ヨーロッパ原産の帰化植物で、関東地方以西に多く見られる、路傍や畑地などに生育する越年草。

丈は10-30cm。全体に白い軟毛がある。茎は下部で枝分かれして横に広がり、先端はやや直立する。葉は茎の根元以外は互生し、短い柄があり、縁に大きな鋸歯がある。花は茎の上部の葉脇に単生する。花の直径は約5mm。花冠は4裂し、淡青紫色~青紫色、濃い縦筋があり、裂片の間にすきまがある。萼も4裂し、花冠とほぼ同長で、萼片の縁に長毛が生える。
花期は4-5月。
果実が未熟なうちは萼片が三角形に閉じ、熟してくると萼片が開く。果実の表面は無毛。種子は長さ約3mm、エライオソームが付く。

※ 名は、フランスの植物学者FranchetとSavatieが日本で採集したことで、二人の名前から。


主写真撮影日:2015-03-22   撮影地:神奈川県逗子市
撮影者:MOMO