学名：Saxifraga bronchialis subsp. funstonii var. rebunshirensis
シコタンソウ(色丹草) ユキノシタ科ユキノシタ属北海道・中部地方以北の本州の高山の岩の間や砂礫地に生育する多年草。
丈は3-10cm。葉は密に互生し、匙状披針形で長さ5-15mm、幅1.5-3mm、先端は芒状に尖る。質は厚くて硬く、表面は暗緑色を帯びることが多い。縁には開出する剛毛がある。花茎は直立し、先の方で枝分かれし、黄白色で紅色の細点がある径1.5cmほどの小さな花を開く。雄蕊は10個、花弁より短い。花柱は2個ある。
花期は7-8月。
果実は蒴果。
※ 名は、発見地が色丹島であったことから。
[近縁種]
ヒメクモマグサ：葉の幅が狭く鋭く尖る。生育地は本州では長野県の戸隠山、南アルプスの荒川岳、北海道の層雲別が知られる。
主写真撮影日：1980-08-11 撮影地：長野県松本市 穂高岳大キレット
撮影者：MOMO