ベニバナイチゴ

学名:Rubus vernus  

ベニバナイチゴ(紅花苺) バラ科キイチゴ属

北海道南西部・中部地方以北の本州の日本海側の、亜高山から高山の林縁や渓流沿いに生育するの落葉低木。

樹高は1-1.5m。刺はなく、軟毛が疎らに生え、稀に腺毛が生えるものもある。葉は互生で3出複葉。頂小葉は長さ幅とも3-7cmの菱形状卵形で、先端は尖る。縁は欠刻状の重鋸歯がある。両面に軟毛が疎らに生え、表面はしわが目立つ。葉柄や葉軸には軟毛が多い。托葉は長さ1cmほどの狭披針形。径2-3cmの濃紅色の花が下向きに咲く。花弁は長さ1.5-2cmの倒卵形で、平開はしない。花柄や萼には軟毛が密生し、腺毛が混じる。
花期は6-8月。
集合果は径約2cmの卵球形で8月下旬~9月に赤く熟す。

※ イチゴは渋みが強い。


主写真撮影日:1986-08-10   撮影地:長野県白馬村 白馬鑓ヶ岳山麓
撮影者:MOMO