学名:Anthemis cotula
カミツレモドキ(加密列擬) キク科カミツレモドキ属ヨーロッパ原産の帰化植物で、道端・畑の周辺等に生える一年草。
丈は20-40cm。葉は2~3回羽状に裂ける。頭花は径1.5-2.5cm。舌状花は15個以下で白色、雄蘂・雌蘂は無い。中心部は始め円盤状だが、中央部が上に伸びて高さが横径より大きくなる。筒状花は両性、花床は円錐形で上半部に細い鱗片がある。総包片はほぼ3列に並び、外面に軟毛がある。
花期は6-9月。
果実は痩果。冠毛はない。
※ 花部を割ると猛烈な悪臭がある。乳牛が採食すると牛乳に異臭が付く。人間の皮膚炎の原因ともなる。外来生物法で要注意外来生物に指定。
名は、カミツレ(カモミール)に似て、カミツレではないことから。
[近縁種]
カミツレ :舌状花に雌蕊があり、異臭はない。
イヌカミツレ :頭状花が径約4cmと大きく異臭はない。果実に3稜がある。
主写真撮影日:2012-08-10 撮影地:群馬県草津町 本白根山
撮影者:MOMO