ハクサンオミナエシ

学名:Patrinia triloba var. triloba  

ハクサンオミナエシ(白山女郎花)[別名:コキンレイカ] スイカズラ科オミナエシ属

近畿地方以北の本州の、深山の岩場などに生育する多年草。

丈は20-60cm。細長い地下茎は横に伸びて発達する。葉は対生し、下部の葉には長柄がある。葉身は幅3-10cmで掌状に3-5中裂し、裂片には粗い鋸歯がある。花冠は径5mm程、下側に小さな距がある。
花期:7-8月。
果実は楕円形で、長さ約3mm、卵型の小苞がある。

※ [近縁種]
 キンレイカ   :関東以西の太平洋側と九州に分布する。距がハクサンオミナエシより長く目立つ。
 シマキンレイカ :伊豆七島の神津島に分布し、葉が厚い。
 オオキンレイカ :京都府・福井県に分布し、全体が大型となる。
 マルバキンレイカ:本州北部・北海道に分布する。葉は広卵形で羽状に浅裂する。
 チシマキンレイカ:北海道の高山に分布する。葉は匙形で、しばしば羽状に切れ込む。


主写真撮影日:2012-08-10   撮影地:群馬県草津町 草津白根山
撮影者:MOMO