学名:Lychnis gracillima
センジュガンピ(千手岩菲) ナデシコ科センノウ属中部地方以北の本州の、深山の林下に生育する多年草。
丈は30-100cm。茎は細く、節があって直立するが、枝は多くは出さない。葉は対生し、披針形で長さ4-15cm、幅1-3.5cmあり、先は尖る。茎の先に径2cmほどの白い花を平開する。小花柄は細長く無毛。花弁は5個で、先端が浅く数個に裂ける。萼は筒形で、先が広く膜質で、花後先が伸びる。雄蕊は10本。雌蕊の柱頭は5裂し反り返る。
花期は7-8月。
果実は蒴果で半球形、先端が5裂する。
※ 名は、日光の千手ヶ浜で発見された中国原産の岩菲(センノウ)に似た花のため。
Wikipediaに従いセンノウ属としたが、YListではマンテマ属、The Plant Listでは未評価のため、今後属が変わる可能性もある。
主写真撮影日:2012-08-09 撮影地:群馬県嬬恋村 万座温泉
撮影者:MOMO