モウセンゴケ

学名:Drosera rotundifolia  

モウセンゴケ(毛氈苔) モウセンゴケ科モウセンゴケ属

北海道・本州・四国・九州の、日照の良い湿地に生育する食虫植物。

花茎の丈は15-20cm。茎は分枝せず、短い。ミズゴケの中では5cm程になることもある。葉はロゼット状で、葉が立ち上がる。葉身は黄色を帯びた緑色~赤色で円形~やや腎形、長さ3-10mm、幅5-20mm葉の表面に多数の赤色の腺毛があり、粘液を出し、虫を捕らえる。葉柄は長さ1-7cm。葉柄の基部に5-7裂する長さ6-8mmの托葉がある。茎頂に先が巻いた花序を付け、開花するに連れ、花序は次第に直立する。花は白色の5弁花。花弁は長さ4-6mm。萼片5個、長さ約4mm。雄蕊5個。花柱は3個がV字形に深裂し、柱頭は6個。
花期は6-8月。
果実は、蒴果で長さ4-5mmの長楕円形。

※ 名は、赤い葉に無数の繊毛が生えている姿が緋毛氈を連想させることから。
 近縁種にトウカイモウセンゴケがあり、それは紅花で、葉柄が短く、葉が立ち上がらない。


主写真撮影日:2012-08-09   撮影地:群馬県嬬恋村 万座温泉
撮影者:MOMO