アレチノギク

学名:Erigeron bonariensis  

アレチノギク(荒地野菊) キク科ムカシヨモギ属

南アメリカ原産の帰化植物で、日本全土の草地や道端・荒地に生育する1年草または越年草。

丈は30-60cm。茎は直立し、茎頂に総状花序をつけ、横から2-3本ほどの枝を出し、花序より高く伸びる。全体に毛が多く、灰緑色。根生葉は花期にはなく、下部の茎葉は長さ3-8㎝、幅0.3-2.5㎝、粗く羽状に深裂する。中間より上部の葉は長さ1-7㎝、幅0.2-1㎝、 鋸歯がまばらで、しばしば強くよじれる。頭花は径3-10㎜。舌状花は白色、65-150個以上あるが、総苞内にあって目立たない。中心花は黄色。花がはじめは白いが、次第にピンク色に変わる。総苞は長さ約5㎜、幅約8㎜。総苞片は2-3列。
花期は5-10月。
果実は痩果、長さ約1.5㎜。冠毛は長さ3-4㎜、白色から灰褐色~帯紅褐色になる。

※ 明治の中頃に渡来し、大正から昭和初期には多かったが、現在では減少している。
 似た花に、オオアレチノギク、ヒメムカシヨモギがあるが、より大型で、開花の開始時期が遅い。


主写真撮影日:2013-07-20   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO