ミヤマキンバイ

学名:Potentilla matsumurae  

ミヤマキンバイ(深山金梅) バラ科キジムシロ属

北海道・中部地方以北の本州の、高山の礫地や草地に生育する多年草。しばしば大きな群落をつくる。

丈は10-20cm。根茎は太く横に這う。葉は3出複葉で、小葉は長さ1.5-4㎝の倒卵形、粗い鋸歯がある。茎葉は小さく、1-2個付く。花径は1.5-2㎝。花弁は広倒卵形で5個付き、花弁の先はやや凹み、付け根の部分が橙黄色。萼片と副萼片はほぼ同長、副萼片の幅がやや広い。雄蕊は普通、20個。雌蕊は多数。
花期は6-9月。
果実は痩果で10-40個付き、長さ約1.5㎜。

※ 名は、深山に咲き、鮮やかな黄色で花弁の形が梅の花に似ることから。
 よく似た、ウラジロキンバイは茎、葉柄、小葉の裏に白色の綿毛を密生する。
 


主写真撮影日:2014-07-28   撮影地:岐阜県高山市 乗鞍岳畳平
撮影者:MOMO