学名：Phyllodoce aleutica
アオノツガザクラ(青の栂桜) ツツジ科ツガザクラ属北海道・中部地方以北の本州の、高山帯の雪渓わきなどの適度に湿り気のある岩場や草地に生育する常緑小低木。しばしば群生する。
丈は10-30cm。基部は横に這い、枝をよく分ける。葉は線形で密に互生し、縁には微鋸歯がある。枝先に毛の生えた花柄を伸ばし、淡黄緑色で卵状壺形の花を下向きに開く。花冠は長さ6-8mm、先は5裂する。萼も5裂し、基部に密な腺毛がある。雄蕊は10個。
花期は7-8月。
果実は蒴果で、長さ約4㎜。
※ 名は、葉がツガに似て、花がやや緑色を帯びることから。
主写真撮影日：2014-07-28 撮影地：岐阜県高山市 乗鞍岳
撮影者：MOMO