エゾヒカゲノカズラ

学名:Lycopodium clavatum var. robustius  

エゾヒカゲノカズラ(蝦夷日陰鬘、蝦夷日陰蔓) ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属

北海道・本州・四国の一部の、亜高山下から亜高山の日当りの良い場所に生育するシダ植物の多年草。

茎は主軸と側枝がある。主軸(匍匐枝)は地表を横に長く這い、枝分かれして側枝(直立枝)が直立し、高さ10㎝前後になる。夏に現れる胞子嚢穂は長さ2-6㎝、幅約4㎜の円柱形、直立枝の先に枝分れして数個付く。胞子葉は長さ1.5㎜、幅1.3㎜の広卵形。胞子嚢穂には柄がない。

※ よく似たヒカゲノカズラは、直立枝がやや長く、胞子嚢穂に柄がある。
 名は、ヒカゲノカズラだが、実際には日照の良い場所に生育する。


主写真撮影日:2014-07-27   撮影地:長野県松本市 乗鞍高原
撮影者:MOMO