学名:Lycopodiaceae  

ヒカゲノカズラ科

小葉類ヒカゲノカズラ目に属するシダ植物。
シダというより、むしろ巨大なコケのような姿の植物。熱帯を中心に世界中で200種ほどが知られる植物群。日本ではヒカゲノカズラやトウゲシバが普通に見られる他、約20種が知られる。

茎は細長くて硬く、周囲に葉を螺旋状に付け、葉は針状から楕円形の小葉で、葉脈は主脈のみ。胞子嚢は胞子葉の上面基部に付く。
ヒカゲノカズラなどでは胞子葉は特に分化した茎の先端部に集合し、外見上でもはっきり区別が付くが、ミズスギでは普通の茎の先端にやや見分けの付く穂ができる程度、トウゲシバでは胞子葉は他の葉と区別できず、見かけ上は茎の一部に胞子のうが単に付くだけ。