コバノイチヤクソウ

学名:Pyrola alpina  

コバノイチヤクソウ(小葉の一薬草) ツツジ科イチヤクソウ属

北海道・中部地方以北の本州の、深山の針葉樹林内に生育する多年草。

花茎の丈は10-15cm。根茎は長く横に伸び、蔔枝を出す。葉は4-8枚付き、1-3cmの葉柄がある。葉身は広楕円形または円形で、長さ1.5-3cm、幅1.3-2.5cm、先は短く尖るかまたは丸く、縁には細かい鋸歯がある。花茎の先に径1.5cmほどの白い花を3-5個付ける。雄蕊は10個ある。花柱は長く突き出て湾曲し、長さ6-8mmになり柱頭は小さく5裂する。萼裂片は三角形で先が尖り、長さ・幅ともに1mm程。
花期は7-8月。
果実は径5-6mmの蒴果。

※ 名は、イチヤクソウに似るが、葉が小型であることによる。


主写真撮影日:2014-07-27   撮影地:長野県松本市 乗鞍高原
撮影者:MOMO