コウリンカ

学名:Tephroseris flammea subsp. glabrifolia  

コウリンカ(紅輪花) キク科オカオグルマ属

福島県から広島県にかけての本州の、高原の日照が良くやや湿り気のある草地に生育する多年草。

丈は50-60cm。茎は分枝せず、直立する。根生葉はさじ形。茎葉は互生し、長さ10-16㎝の広倒披針形、基部はやや茎を抱く。茎頂に直径3-4㎝の頭花を6-13個、散房状に付ける。舌状花は10-15個付き、舌部は線形で濃赤橙色、はじめは水平に、次第に垂れ下がり、反り返る。
花期は7-9月。
果実は痩果で冠毛がある。くすんだ淡い褐色で長さは8mm程。

※ 分類学上は、九州の山地に咲くタカネコウリンギクの変種。タカネコウリンギクは、茎や葉にクモ毛(密綿毛)が多い。頭花の径約3㎝。
 名は、舌状花の色と車輪状につく様子から。


主写真撮影日:2013-07-22   撮影地:長野県諏訪市 霧ヶ峰高原
撮影者:MOMO