カラスウリ

学名:Trichosanthes cucumeroides  

カラスウリ(烏瓜)[別名:タマズサ、キツネノマクラ] ウリ科カラスウリ属

本州・四国・九州の、藪などに生育する雌雄異株の蔓性多年草。

地下には塊根がある。葉は長さ6-10㎝、3-5浅裂又は中裂する。裂片は尖ったり、丸かったりと変化が多い。葉の表面は短毛が密生する。葉裏は白毛が密生し、白味を帯びる。雄花の花芽は一ヶ所に複数付き、数日間連続して開花する。対して雌花の花芽は、おおむね単独で付くが、固体によっては複数付く場合もある。花冠は5深裂(4や6の場合もある)し、縁部が無数の白く細いひも状になって伸び、径7-10cm程度の網あるいはレース状に広がる。花は日が暮れてから開き、夜明けには萎む。
花期は7-9月。
果実は、長さ 6-7㎝、幅4-5.5㎝の楕円形で、朱赤色に熟す。種子は幅約1㎝、カマキリの頭に似た形になる。

※ 似たキカラスウリは、葉が無毛で、花がカラスウリより大きく、花冠の裂片が広いのが特徴で、果実が黄色に熟す。
 花写真は、0時過ぎに撮影。


主写真撮影日:2013-07-20   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO