イヌタデ

学名:Persicaria longiseta  

イヌタデ(犬蓼)[別名:アカマンマ] タデ科イヌタデ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、道端や畑・荒地などに生育する1年草。

丈は20-50cm。茎は赤味を帯びることが多く、葉は互生し、長さ3-8㎝、幅1-2㎝の広披針~披針形、全縁で縁毛があり、先が尖り基部は楔形。葉裏に腺点があり、主脈上に伏毛がある。長さ1-5㎝の円柱状の総状花序に紅色の花を密につける。花被は5裂し、淡紅色、花後は紅色になり痩果を包んで残る。雄しべは8個。花柱は3裂。小苞は赤色、長い縁毛が多数あり、花の間から突き出る。托葉鞘は長さ5-7㎜の円柱形、先に托葉鞘とほぼ同長の剛毛がつく。
花期は6-10月。
痩果は長さ約2㎜の3稜形、赤色の花被に包まれたまま、黒褐色に熟す。

※ 名は、ヤナギタデに対し、葉に辛味がなくて役に立たないために「イヌタデ」と名付けられた。


主写真撮影日:2013-07-20   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO