マルバハッカ

学名:Mentha suaveolens  

マルバハッカ(丸葉薄荷)[別名:アップルミント] シソ科ハッカ属

ヨーロッパの地中海地方沿岸が原産の園芸植物で、栽培していたものが逸出して野草化した多年草。道端や人家の周りにみられる。

丈は30-80cm。茎の断面は四角形で白毛が生える。葉は対生し、長さ3-5㎝、幅2-4㎝の惰円形~円形、葉先が丸く柄がなく、基部は茎を抱く。葉脈は深く、葉脈の凸凹のしわがあり、縁に鋸歯がある。葉裏は腺点があり、毛が多く分岐毛もある。枝先に長さ3-6㎝の花序を出し、白い唇形花を多数つける。花序の仮輪はほとんど連続する。雄蕊は4個、うち2個が長く花冠から突き出る。
花期は6-9月。
果実は萼に隠れ、4分果。ただし、3分果だけとなる場合も多い。

※ 全体に強いハッカ臭がある。


主写真撮影日:2012-07-19   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO