ママコノシリヌグイ

学名:Polygonum senticosum  

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)[別名:トゲソバ] タデ科イヌタデ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、道端や野原などに生育する1年草。

蔓の長さは1-2m。茎はよく枝を分けて蔓を伸ばし、刺で周りのものに絡む。茎は赤みを帯びた部分が多く、四稜があり、稜に沿って逆向きの鋭い棘が並ぶ。葉は三角形または長三角形、長さ3-6cm、鋭尖頭で薄質、緑色で紅色を帯び、裏面脈上に逆刺がある。葉柄は長く逆刺があり、托葉鞘は膜質で短く、上部は葉質、腎形で茎を抱く。花はやや頭状に数個が枝の先に集まる。花序の下には腺毛がある。花被は5深裂し裂片は楕円形、長さ3mm。雌蕊は1個、雄蕊は8個。
花期は5-10月。
花後、花被は大きくなって果実を包む。果実は上端がやや尖り、長さ約3㎜、黒色。

※ 名は、棘だらけの茎や葉から、憎い継子の尻をこの草で拭くという想像から。


主写真撮影日:2012-07-02   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO