セイバンモロコシ

学名:Sorghum halepense  

セイバンモロコシ(西播蜀黍)[別名:ジョンソングラス] イネ科モロコシ属

ヨーロッパ原産の帰化植物で、本州・四国・九州の、荒地や道端に生育する多年草。

丈は50-200cm。太い根茎が横に広がる。茎は無毛で平滑、硬く光沢がある。節には短毛がある。葉は無毛、幅0.5-2cmで、中肋が太くて目立ち、縁はざらつく。葉舌は長さ3mm、縁毛がある。葉鞘は無毛で平滑。花序は長さ10-50cmの円錐状で赤褐色、枝は半輪生状に1-4個。小穂は芒のない有梗(有柄)の雄性小穂2個又は1個と、大きくて芒のある無梗の両性小穂が対になっている。無梗小穂は苞頴に包まれ長さ4-6.5mm、苞頴は長さ4-5mmの光沢のある革質、毛がある。護頴は膜質で、普通、長さ9-10mmの芒があるが、無い場合もある。
花期は7-10月。
護頴は頴果が熟してくると苞頴が黒褐色になり、光沢が増しより硬くなる。果実は長さ約3mm。

※ 名は、中国の西域(西アジア)の方から伝来したモロコシの意。(西播は、西域の蛮族あるいはチベット、西洋を意味する)


主写真撮影日:2013-09-11   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO