コアカザ

学名:Chenopodium ficifolium  

コアカザ(小藜) ヒユ科アカザ属

ヨーロッパ・シベリア西部原産の古い時代の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州・沖縄の、畑・道端・荒れ地などに生育する一年草。

丈は30-60cm。茎は直立し、縦縞があり、分枝する。葉は長さ2.5-5㎝、幅1-3.5㎝の幅が狭い三角状長楕円形で、基部近くで浅く3裂し、不定の波状鋸歯があり、葉裏には白色の粉粒がつく。茎頂に分岐の多い花序を伸ばし、円錐花序になる。淡緑色の小さな花を多数付け、夏に開花する。花被片は5個、雄蕊5個。
花期は6-8月
果実の花被片の背面は丸くなる程度で稜にならず、熟しても緑色。種子は直径1㎜、黒色。

※ 似たシロザは秋に開花し、葉の幅がやや広く、縁が不規則な鋸歯になる。花被片の背面が膨らみ稜になる。
 


主写真撮影日:2013-07-09   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO