コオニユリ

学名:Lilium leichtlinii  

コオニユリ(小鬼百合) ユリ科ユリ属

北海道・本州・四国・九州の、日照が良く湿り気のある山地に生育する多年草。

花茎の丈は50-120cm。鱗茎はやや球形で、白色。茎は緑色で紫色は帯びない。葉は線状披針形で長さ8-15cm、幅5-12mm程、多数付き、先端は尖り、柄はない。花は径6-10㎝。花被片は6個、橙色に紫黒色の斑点が多数あり、強くそり返る。雄しべは6個、葯が大きく目立つ。
花期は、7-9月。
果実は蒴果で、長さ約3㎝、多数の種子が入る。種子は長さ約7㎜、扁平で軽く、周囲に翼がある。

※ 鱗茎は食用、薬用に用いられる。
実生から開花まで6-8年を要するとされる。
よく似た、オニユリはコオニユリよりやや大形で、葉の付け根にムカゴ(珠芽)が付く。


主写真撮影日:2007-08-14   撮影地:長野県岡谷市 鉢伏山
撮影者:MOMO