ヤマユリ

学名:Lilium auratum  

ヤマユリ(山百合) ユリ科ユリ属

北海道・北陸地方を除く近畿地方以北の本州の、山地の林縁や草地に生育する多年草。

花茎の丈は60-150cm。鱗茎は黄白色の扁球形で大きなものは、径10cmほどになる。葉は広披針形から狭披針形で、互生し、長さ10-20cm、幅2.5-5cm。先が尖り、短い柄がある。花は茎の上部に1-6個付くが、多いものでは20個ほど付くものもある。漏斗型で横向きに咲く。花被片は6枚。白色で黄色の筋と赤褐色の斑点があり外側に反り返る。そのうち比較的細い3枚は萼片が花弁のように見えるものであり、幅の広い3枚の花被片が本来の花弁となる。雄蕊は6個、雌蕊は1個。花には、むせかえるほどの強い芳香がある。
花期は7-8月。
果実は円筒形で長さ5cm程度。中に卵形種子(長さ6-8mm)が多数(400-600個)がある。

※ 日本特産種のユリで、世界のユリの中でも最も大きな花を付け、『ユリの王様』と呼ばれる。
 発芽から開花までには少なくとも4年以上かかり、また株が古いほど多くの花をつける。
 


主写真撮影日:2013-07-25   撮影地:東京都町田市 小山内裏公園
撮影者:MOMO