ヤマニガナ

学名:Lactuca raddeana var. elata  

ヤマニガナ(山苦菜) キク科チシャ属

北海道・本州・四国・九州の、林縁や草原に生育する多年草。

丈は60-200cm。茎は直立する。葉は互生し、長さ5-16㎝、幅2-8.5㎝の卵形~卵状楕円形、下部ほど大きく、下部の葉は羽裂し、基部は葉柄の翼につながる。表面は濃緑色で下面はやや白色を帯びる。葉にも剛毛が生えている。茎頂に大きな円錐花序がつき、直径1cmの濃黄色の頭花を多数つける。頭花は黄色、直径約1㎝、上向きに咲く。舌状花は7-13個で、9-11個ほどになるものが多い。舌状花の小舌の先に5歯があり、歯裏がオオジシバリと同じように赤くなることがある。総苞は長さ8-10㎜で下部がやや膨れ、花後には丸く膨らみ、長さ9-11㎜、幅4-5㎜になる。外総苞片は三角状卵形~披針形、長いもので長さ約5㎜。内総苞片は鈍頭で5-6個。植物体の大きさに対して頭花の大きさが小さく、あまり目立たない。
花期は7-9月。
果実は痩果で、長さ3-5㎜、幅1.5-3㎜の扁平な惰円形、両面に3肋があり、長さ約0.5㎜の太い嘴が明瞭、冠毛は長さ6-8㎜、白色。


主写真撮影日:2013-07-14   撮影地:神奈川県相模原市緑区 津久井湖城山公園
撮影者:MOMO