ホナガイヌビユ

学名:Amaranthus viridis  

ホナガイヌビユ(穂長犬覓)[別名:アオビユ] ヒユ科ヒユ属

原産地は明確でないが、南アメリカ原産と推定され、本州・四国・九州・沖縄・小笠原諸島の、畑・道端などに生育する一年草。

丈は40-90cm。茎は直立して分枝する。葉は互生し、長さ2-8㎝、幅1.5-5㎝の三角状卵形~菱状卵形、基部は楔形になることは少なく、やや楔形のほぼ切形。葉先は鈍頭、少し凹む場合もある。葉柄は長さ3-8㎝、葉身の0.5-1.5倍の長さ。茎頂に分枝した花序をつける。花序の枝先が上を向いて尖るのが特徴。雄花と雌花が混生する。
花期は6-11月
胞果は長さ1.2-1.5㎜、表面に、はっきりした皺があり、熟すと淡褐色~褐色になり硬くなる。胞果は花被片よりやや長く、小苞は小さく目立たない。種子は径1-1.2㎜の黒褐色~黒色の円盤状で、表面の光沢は他のヒユに比べ鈍い。

※ ホナガイヌビユの名だが、初期には花序が短いものが普通。
 似たイヌビユは葉先が大きく凹むことで知られるが、葉先だけに注目するとホナガイヌビユの葉先の凹みがはっきりしたものと誤認しやすい。


主写真撮影日:2013-07-01   撮影地:東京都町田市
撮影者:MOMO