ユキワリイチゲ

学名:Anemone keiskeana  

ユキワリイチゲ(雪割一華) キンポウゲ科イチリンソウ属

本州の近畿地方以西・四国・九州の、山麓の林縁や竹林などに生育する多年草。

丈は10-20cm。根茎は太く多肉質で横に這い、しばしば紫色を帯びる。秋に葉を出し、春に開花する。根生葉は3小葉からなり、小葉は三角状卵形で縁には鋸歯がある。表面には白い斑紋があり、裏面は紫色を帯びる。茎葉は3枚が輪生する。花は白色から淡紅紫色で径3-3.5cm。花弁状の萼片が12-22個ある。
花期は3-4月。
近隣の個体は同じ遺伝子で、交配しても種子が出来ない。

※ 周囲の夏草が茂る頃に地上部は枯れてなくなるスプリング・エフェメラル(春の妖精)の一種。
 陽が当たらないと花が開かない。
 名は、雪が残るような時期に咲き、一輪の花(一華)を咲かせることから。


主写真撮影日:2013-02-24   撮影地:神奈川県鎌倉市 浄妙寺境内
撮影者:MOMO