学名:Erigeron thunbergii subsp. glabratus
ミヤマアズマギク(深山東菊) キク科ムカシヨモギ属北海道・中部地方以北の本州の、高山や寒帯の乾いた礫地に生育する多年草。
丈は5-20cm。根生葉は箆形で、長さ5-10cmの葉がロゼット状に付き、先は丸いかやや尖り、基部は次第に細くなる。茎葉は上部ほど細くなる。茎の先端に径3-4.5cmの頭花を1個上向きに付ける。総苞片は線形で尖り、背面と周縁に長い白毛がある。舌状花は、幅1-1.5mm、通常先は急に狭くなって尖るが、ときに2歯となる。色は通例淡紫、ときに紅紫、稀に白色。筒状花は黄色。
花期は7-8月。
果実は痩果。長さ2mmほどで毛があり、冠毛は長さ2.5-3.5mmで白い。
※ アズマギクの高山型亜種。
生育地以外での母種のアズマギクとの相違は、筒状花の冠毛がアズマギクは赤みを帯びた褐色であり、ミヤマアズマギクは白い。
主写真撮影日:2013-04-04 撮影地:神奈川県箱根町 箱根湿生花園
撮影者:MOMO