オニウシノケグサ

学名:Festuca arundinacea  

オニウシノケグサ(鬼牛の毛草)[別名:トールフェスク] イネ科ウシノケグサ属

ヨーロッパ原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州の、の路傍や草地などに生育し、群生する多年草。

丈は80-200㎝。根茎はほとんどなく、茎は直立して叢生し、無毛。葉は平ら又は緩く巻き、長さ25-70㎝、幅4-10㎜の線形。葉舌は膜質で0.5-1㎜。葉耳の縁に短毛があるが、縁の短毛は確認できないことも多い。茎頂に長さ15-35㎝の円錐花序を伸ばし、多数の小穂をつける。花序の枝は短枝と長枝が対になって付き、短枝には3-数個、長枝には数個-20個の小穂がつく。小穂はわずかに紫色を帯び、長さ8-16㎜の楕円形~長楕円形で、3-8個の小花からなり、03-5㎜の芒が付く。葯は長さ3-4㎜。第1苞穎は長さ3-6㎜、第2苞穎4-9㎜、護穎(外穎)6-12㎜。
花期は5-7月。
果実は長さ3-4㎜、乾くと腹面が窪み、頭部に毛がある。

※ 牧草または砂防用・法面緑化用として導入されたものが拡散。
 要注意外来生物に指定。


主写真撮影日:2014-06-15   撮影地:神奈川県箱根町 箱根湿生花園自然回復実験区
撮影者:MOMO