エゾミソハギ

学名: Lythrum salicaria  

エゾミソハギ(蝦夷禊萩) ミソハギ科ミソハギ属

北海道・本州・四国・九州の、山野の湿地に生育する多年草。

丈は0.5-1m。茎・葉・萼など全体に短毛が生える。葉は対生又は3個、輪生し、長さ2-10㎝、幅5-15㎜の披針形、全縁、基部は茎を抱く。花は長さ10-40㎝の穂状花序に多数付く。花は直径1-2㎝、紅紫色、花弁は4-6個。雄蕊は12個。花柱の長さが違う3パターンの花がある。花托筒は長さ4-6㎜、8-12稜がある。萼片は6個、直立し、萼片の間に尾状の付属体があり、直立する。
花期は7-8月。
果実は蒴果で長さ3-4㎜、幅約2㎜の卵形、熟すと2裂し、さらに2裂する。

※ 似たミソハギは、全体に無毛、萼筒の付属物は、開出する。葉の基部は茎を抱かない。
 名は、エゾが付いているが、本州・四国・九州にも自生する。


主写真撮影日:2014-06-15   撮影地:神奈川県箱根町 箱根湿生花園
撮影者:MOMO