クサフジ

学名: Vicia cracca  

クサフジ(草藤) マメ科ソラマメ属

北海道・本州・九州の、日照の良い草地や山麓の林縁に生育する蔓性多年草。

長さは1.5mにも達する。葉は互生し、8-13対の羽状複葉で、先端は長く伸びて分岐する巻き髭となる。小葉は狭卵形で長さ1.5-3cm。茎の上部の葉脇から長さ3-10cmの総状花序を出し、青紫色で蝶形の花を多数付ける。
花期は5-9月。
果実は豆果で、長さ2-2.5cm、幅約5㎜、無毛、種子は3-6個入る。

※ 名前は草本で全体の姿や花がフジに似ているため。
 よく似ている外来種のナヨクサフジは花柄が萼筒の先でなく、横につき、萼筒の尻(後部)が突き出す。
 ツルフジバカマは全体に毛が多く、小葉の幅が広い。托葉がやや大きく、大きな2~4歯がある。


主写真撮影日:2015-08-02   撮影地:長野県安曇野市 烏川緑地
撮影者:MOMO