ホソムギ

学名:Lolium perenne  

ホソムギ(細麦)[別名:ペレニアルライグラス] イネ科ネズミムギ属

ヨーロッパ~アジア西部原産の帰化植物で、北海道・本州・四国・九州の、道端や草地などに生育する多年草。

丈は20-90cm。全体に平滑で無毛。葉は長さ10-20cm、幅1.5-3mm、多くは根生する。葉舌は長さ2mm、葉鞘の上端に狭い葉耳がつく。花序は穂状で、長さ10-20cm。小穂は偏平で無梗、長さは8-15mm、4-10個の小花よりなる。小花に芒は無い。花軸の側面の小穂は第1苞穎がなく、第2苞穎は長さ8-9mm。小花は6-7mm、護穎と内穎はほぼ等長。頂生の小穂のみ2個の包穎を持つ。
花期は5-7月。
果実は長さ3.8-4mm、茶褐色で無光沢。

※ 牧草として移入栽培していたものが、逸出して野草化。
 ネズミムギによく似ているが、ホソムギには芒がなく、ネズミムギは長さ1cmほどの芒を持つ。また、ホソムギとネズミムギの自然や人工的な交配種、ネズミホソムギも帰化している。


主写真撮影日:2013-05-10   撮影地:神奈川県相模原市南区
撮影者:MOMO